先生と呼ばれて(山本理)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2015年02月

今月で塾をスリム化しました。
といえば恰好いいのですが、
2つの教室で撤退をしました。

一つはつくって3か月、一つはちょうど2年になったところです。

本を読んで、
理屈がなんとなくわかった気になるのが
私の悪い癖で、
「さあ、ドミナント方式だ、よし、ランチェスターだ」と
やってみたのですが、理論と実際は違います。

同じ人間が同じようにやっていても、
勝手が違いました。

なぜ来なかったのか、
原因を考えると色々思い当たることがあり、
立地の所為にしたくもなりますが、
結局のところ、手を広げすぎから、
こんな目に遭ったのだと思いました。

今まで来てくれていた生徒と親御さんには
心苦しいし、ご迷惑をかけてしまうことになりました。
身銭を切って痛い目に遭うなんて、
我がことながら、
どうかしていると思いますが、
やらないよりもマシだと
青い顔をしながらも言い聞かせています。



受験シーズンのこの時期、
受験する生徒本人よりも
合格か不合格か
心配している親御さんたちから、
「ウチの子はどうですか?」とよく連絡が来ます。

私は学校の先生ではないし、
私の顔を見たり、声を聞いたところで
どうにかなるものではないと思うのですが、
それでもいいのなら、と
電話やメール、面談をしています。

何年も塾をしていると、
人生の通りすがりの人たちを見ることが出来て、
この仕事って自分に向いているんだろうなあ
と感じるようになりました。

 

 

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