日本はこれから高齢化社会で
ムズカシイ時代になると云われることが多いですが、
いろいろな分野で
行き詰まりが出てきている現象の一つでしょうか、
本屋さんに行って
今話題になっている本を手にとって、
パラパラページをめくってみても
なんだかピンときません。
本当にみんなおもしろいのかな、
菊池寛のほうが
よっぽど面白いのにと思ってしまいます。
歌ひとつとってみても、
愛、勇気などの言葉の羅列で
今の歌は情景が浮かばないから
情緒というものもありません。
35歳の私ですが、
やっぱり村下孝蔵やかまやつひろしはいいなあと思います。
前回もチョコット書いたように
私は今の日本で一番おもしろい文章を書くのは
安部譲二だと思っていますが、
先日思いあまって、
ご本人のホームページへメールを出すとなんと返事がきました。
実は半年程前にもラブレターを書いたのですが、
まさか御本人から直接くると思ってなかったので、
嬉しさのあまり、頭がボーっとしてしましました。
そういえば、
私が安部譲二の名前を知ったのは
小学校5年生のことだとふと思い出しました。
当時通っていた将棋道場に置いてあった
『将棋マガジン』と云う雑誌で
トッププロと二枚落ちの
12番勝負を戦う姿を目にしていたのです。
「二枚落ちは、
プロが両手を縛っているようなものだから
勝てる筈なのに・・・・」というくだりや
大きな体をよじって悔しそうにしている
写真もあったように記憶しています。
講演会があったら行きたいのに
最近はあまりお呼びがかからないとありました。
本当に賢い人は
賢くないフリをしているから、損するんだな。
ヨーシ、こうなったら私の塾が主催者になって
講演会が出来るようにしてみせよう、
引き受けてもらえるぐらい
大きくならないと無理だろうけれど、
謦咳に接したい。
そんな気持ちになって、
仕事に励もうと思いました。